診察のご案内高気圧酸素療法

気密したタンクの中で気圧を上げた状態で
酸素を吸入する事により、
血液中に多量の酸素を平常時の10~15倍を溶解させ、
身体のすみずみまで酸素を行きわたらせる治療です。
虚血や浮腫又は、気泡の形成などにより、
組織の生存・機能、修復を阻害する疾患が対象です。
治療時間は1時間程度でそれを10回くらい行います。
(医師の指示により変更あります)

高気圧酸素療法
(OHP)の
効果

  • 気密したタンクの中で気圧を上げた状態で酸素を吸入することにより、血液中に多量の酸素を平常時の10~15倍を溶解させ、身体のすみずみまで酸素を行きわたらせます。
  • 虚血や浮腫又は、気泡の形成などにより、組織の生存・機能、修復を阻害する疾患に用いられます。
  • 腸閉塞に伴う異常ガスを減少させます。
  • 低酸素に伴うがん遺伝子変化を抑制します。
  • がん嫌気性代謝/微小環境を改善し治療効果を上げます。

《適応疾患》

  • 抗がん剤の腹膜移行を促進する
  • 脳塞栓症・高度脳浮腫
  • 壊疽性筋膜炎
  • 麻痺性イレウス
  • 一酸化炭素中毒

高気圧酸素療法

受けられる方へ

  • この治療は入院中の方のみ可能です。
  • 治療時間は、1時間程度です。
  • 治療回数は10回程度ですが、医師の指示により増減します。
  • 治療着は貸し出しいたします。(無料)
  • ご希望・ご予約の際は、医師及び地域連携室にご相談ください。
  • ペースメーカーの植め込みをされている方は必ず手帳をご持参ください。

1.高気圧酸素治療前

  • 治療時間につきましては、当日の朝予定カードを持ってお部屋に伺います。
  • 治療時間の15分前までに、着替えを済ませてお待ちください。
  • 治療時間前には、おトイレも済ませておいてください。
  • 点滴中でも、一旦止めて治療を行うことができます。
  • 治療時間によって食事時間が変わる事があります。

2.高気圧酸素治療中

  • 治療開始3~5分後に耳痛、耳閉を感じたりすることがありますが、事前に耳抜きの方法を行ってみてください。
耳抜きの方法

治療開始3~5分程で耳が痛く、つまった感じになった時

①口の中に唾液を少しためる
②軽く息を吸って止める
③鼻をつまむ
④唾液をゴックンとのむ
※耳を押えても効果はありません
※どうしても痛みが治まらないときはお知らせ下さい。

3.高気圧酸素治療後

終了後や夜間でも、耳痛やつまった状態が続くことがありましたら、
看護師または、治療担当者にお伝えください。

夜間・時間外受付・お問合せ

076-463-1301

地域連携室へのご相談は

076-461-3521